研究活動

 
研究施設

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標本室(ハーバリウム)/現在の標本点数:約270,000点(平成28年4月)

 植物園で研究の中核となる施設は、植物学のあらゆる分野の基礎資料である標本を管理・保管する標本室(ハーバリウム)です。2000年に植物資源のデータバンクであるハーバリウムを設立し、現在約25万点の国内外の標本を収蔵しています。国内では県内の標本を中心に収集しているほか、国外ではミャンマー連邦共和国での研究活動によって、毎年数多くの標本がコレクションに加え続けられています。ミャンマーの標本資料はこのハーバリウムを特徴づけるものであり、日華植物区系などアジアの植物相解明の研究資料として重要なコレクションと言えます。
植物標本は動物のような立体標本とは異なり、平面化した上で乾燥させたもの、つまり「腊葉(さくよう)標本」と呼ばれるものです。この台紙に貼られた植物標本は研究資料としての学術性、利便性、収納性の全ての点で優れた性質を備えています。腊葉標本は主として植物園で行われる植物分類学の研究には、文献資料とともに不可欠な資料です。今後も、研究資料として重要な役割を果たしていくことが期待されます。
 
標本室(ハーバリウム)   現在の標本点数:約233,700点
利用案内
開室時間 月曜日~金曜日 9:00~16:30
閉室時間 土曜・日曜・祝祭日、年末年始(12月27日~1月1日)
  標本室は、一般公開をしておりません。
ただし、学術教育機関などからの研究目的の場合は、事前にご予約の上、ご利用が可能です。その場合、以下の利用規約を遵守していただくようお願い申し上げます。
利用規約
1 当標本室は学術研究目的の場合に限り、収蔵資料を閲覧できるものとする。
2 開室時間は平日(月~金)の9:00~16:30とし、土日、祝祭日、年末年始(12月27日~1月1日)は利用できない。ただし、当方の都合により上記の時間帯であっても利用できないことがある。
3 利用を希望するものは、1週間前を目安とし事前に利用の申し込みをすること。
4 利用者は当日、守衛より入館許可証をもらい、必要事項を記入した上、入室すること。なお、長期利用者については標本室が来訪者カードを別途発行する。
5 標本庫内への生の植物、殺虫を行っていない標本の持ち込みは禁止する。
6 標本庫内への飲食物の持ち込み、および飲食は禁止する。
7 標本は電動コンパクター内に収納されている。A-1およびK-1の棚にある主電源を入れた後、該当する棚の電源(緑)を入れるとコンパクターが開く。コンパクターの開閉は十分注意して行うこと。
8 各コンパクター間の通路入口にはセンサーがあり、入口付近に立ち止まったり、センサーを物で遮ったりすると警報音が鳴るので注意すること。
9 棚の高い位置にある標本は、取り出す際に必ず脚立を使用すること。また、使用後の脚立やワゴンはコンパクター内の通路から出し、通路内に放置しないこと。
10 利用者は図書室で図書の閲覧ができる。また、司書から文献の複写サービスを受けることができる。ただし、複写できないものもある。
11 当標本室の資料をもとに発表する論文の謝辞にはその旨を記し、別刷2部を標本室に寄贈すること。当標本室の国際略号はMBKである。
お問い合わせ
標本室に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
標本室代表メールアドレス:herbarium@makino.or.jp
〒781-8125 高知市五台山4200-6 高知県立牧野植物園 標本室(MBK)
標本室事務 Tel 088-882-2673 / Fax 088-882-8635
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資源植物研究センター

生薬標本室
医薬品、食品、化粧品などの素材となる植物の有用部位を集め配架し、管理しています。
日本国内外や中国で使用されている漢方薬の原料となる貴重な生薬標本150種だけでなく、ミャンマー連邦やソロモン諸島等諸外国で収集した生薬となり得る試料が1,000種以上あります。
これら世界各地で収集した試料は、分析し薬効を調べる研究に利用されています。
 
漢方薬の原料   生薬標本室
 
薬用植物化学実験室
収集した植物試料を乾燥、溶媒で抽出、含有成分を分析することができる設備を備えています。通常の化学実験室にあるドラフトなどに加えて、真空乾燥機、ロータリバキュームエバポレータ、LC-MSなど大型機器類があり、特に資源植物の研究に活用されています。植物の応用研究につなげていくための基礎となる資源植物を分析する実験室です。   薬用植物化学実験室
 
生物学実験室
植物のDNAを抽出し、その塩基配列を解析し、植物分類・系統の解明に役立つ機器類を設置しています。また、無菌操作ができるクリーンベンチ、植物を育てるインキュベーターなど、無菌播種や植物細胞を培養するための機器類を設置し、新品種の作出などのために利用する施設です。   生物学実験室
 
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